歯周病治療
- 診療室で患者様の唾液、もしくはお口の中の組織液を採取します。
- 採取した検体を、専門の高度解析検査機関(ラボ)へ郵送します。
- DNA検査(PCR法等)により、歯周病菌の中でも特に凶悪とされる「レッドコンプレックス(P.g菌、T.f菌、T.d菌)」の有無やその比率を数値化します。
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- STEP 1【詳細な検査・診断】
- ・唾液検査(サリバチェック)で菌を特定
・レントゲン/CT、歯周ポケットの測定(1本の歯の周囲6箇所を精密測定)
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- STEP 2【初期治療(お口の環境改善)】
- ・担当歯科衛生士による個別のブラッシング指導
・EMSエアフローや最新機器による、痛みのないお掃除(スケーリング)
・歯周ポケット深部の徹底清掃(ルートプレーニング)
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- STEP 3【再評価検査(効果の確認)】
- ・初期治療によって、どこまで歯茎が改善したかを再度精密に測定
(※軽度〜中等度の歯周病の多くは、ここで治癒し、メインテナンスへ移行します)
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- STEP 4【高度治療(※重度の方のみ)】
- ・治りきらなかった深部に対する「フラップ手術」
・「エムドゲイン」や「リグロス」を用いた、溶けた骨の再生療法
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- STEP 5【最終再評価検査】
- ・手術部位の治癒と、骨の再生状態を確認
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- STEP 6【サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)・定期メインテナンス】
- ・数ヶ月に一度、担当衛生士によるプロフェッショナルケア
・「再発を防ぐ」ための、最も心地よく楽しい予防へのスタート
生涯、自分の歯で美味しく食べるために
「朝起きたとき、口の中がネバネバして気持ち悪い」
「歯を磨くと、いつも歯ブラシに血がついている」
「最近、なんとなく歯茎が下がって、歯が長くなった気がする……」
「お口のニオイ(口臭)を、家族から指摘されて傷ついている」
もし、あなたがこのようなお悩みを一つでも抱えているなら、それはお口の中で「歯周病」が静かに進行しているサインかもしれません。
歯周病は、日本の成人の約8割が罹患していると言われる、いわば「国民病」です。
そして、「日本人が歯を失う原因の第1位」は、虫歯ではなく、この歯周病なのです。
さらに近年の医学研究では、歯周病はお口の中だけの問題にとどまらず、歯周病菌が血管を通じて全身を巡ることで、「糖尿病の悪化」「心筋梗塞・脳梗塞」「アルツハイマー型認知症」「誤嚥性肺炎」「早産・低体重児出産」など、命に関わる深刻な全身疾患を引き起こす、あるいは悪化させることが科学的に証明されています。
当院では、医学的エビデンス(科学的根拠)に基づき、「なぜ、あなたのお口の中で歯周病が進行しているのか」という根本原因を突き止め、先進機器と、あなた専属の担当歯科衛生士の二人三脚で、お口と全身の健康を守り抜く「根本改善プログラム」を提供しています。
なぜ、あなたの歯周病は治らなかったのか?「勘」に頼らない科学的アプローチ
「定期的に歯医者に通って歯石を取ってもらっていたのに、どんどん歯茎が下がっていく」
そのような経験をお持ちの方は非常に多いのではないでしょうか。
それは、これまでの治療が、患者様一人ひとりの「原因」にアプローチできていなかったからです。
歯周病の原因は、お口の中に潜む「歯周病菌」という細菌の塊(バイオフィルム)です。
しかし、お口の中に住んでいる細菌の種類や量、そして歯周病になりやすさ(免疫力や生活習慣)は、指紋が人によって異なるように、患者様ごとに全く異なります。
原因を知らずにただ歯石を取るだけでは、本質的な改善は見込めません。
当院では治療をスタートする前に、ご希望により現状の「見える化(可視化)」と「科学的検査」を行います。
GC社製「サリバチェック・ラボ」による唾液検査(郵送型DNA検査)
当院では、患者様のお口の中に「どのような質の歯周病菌が、どれくらいの量潜んでいるのか」を遺伝子レベルで特定するため、大手歯科メーカーGC社の唾液検査システム「サリバチェック・ラボ」を導入しています。
この検査を行うことで、「あなたはどの菌のせいで歯茎が腫れているのか」「将来、どれくらい歯が抜け落ちるリスクがあるのか」が、明確なグラフと数値で可視化されます。
この科学的なデータを基に、歯科医師と歯科衛生士が、あなたのためだけの「オーダーメイドの治療・除菌プログラム」を立案します。
上永谷丸山台デンタルオフィスが誇る「3つの治療特徴」
当院の歯周病治療は、患者様がストレスなく、かつ最大限の効果を実感していただけるよう、独自の診療体制と先進の医療インフラを整えています。
特徴①:あなたを生涯サポートする「担当歯科衛生士制」
歯周病治療において、歯科医師と同じ、あるいはそれ以上に重要な役割を担うのが「歯科衛生士」です。
当院では、一人の患者様に対して、最初から最後まで同じ歯科衛生士が継続して治療とメインテナンスを担当する「担当歯科衛生士制」を採用しています。
毎回行くたびに担当者が変わり、何度も同じ説明をさせられたり、人によって技術や言うことが違ったりするストレスは一切ありません。
あなたのお口の小さな変化、歯茎の引き締まり具合、ブラッシングの苦手な癖などを把握した、あなた専属のパートナーが寄り添います。
信頼関係を深く築きながら、お悩みや生活習慣(食生活・喫煙・睡眠など)についても、無理のない範囲で一緒に改善を目指していきます。
特徴②:「EMS社製エアフロー」の導入
従来の歯周病治療(歯のお掃除)といえば、キリキリとした鋭い金属の器具(スケーラー)でお口の中を引っかかれ、「チクチクして痛い」「冷たい水が染みて苦痛」「あの音が嫌で通いたくない」というイメージが定着していました。
当院では、そのような患者様の苦痛を排除するため、予防医療機器であるスイス・EMS社製の「エアフロー」を導入しています。
エアフローは、非常に微細なアミノ酸やエリスリトールという特殊なパウダーを、温水と高圧のエアの力で歯の表面に吹き付ける機器です。
歯や歯茎、あるいは高価なセラミックやインプラントを傷つけることなく、歯周病の根本原因である「バイオフィルム(細菌の膜)」を、お口の隅々まで洗い流すことができます。
当院が実践する、段階的で誠実な「歯周病治療ステップ」
歯周病治療は、一足飛びには完了しません。
当院では、日本歯周病学会のガイドラインに厳格に準拠し、土台から一歩ずつ、確実にステップを踏んでお口の健康を取り戻します。
ステップ①:個別ブラッシング指導(TBI)
どれほど素晴らしい機器でお口を綺麗にしても、毎日のご自宅での歯磨きが間違っていれば、歯周病菌はわずか数日で元の量へと増殖してしまいます。
歯周病治療の本当の主役は、ドクターでも衛生士でもなく、患者様ご自身です。
当院の担当歯科衛生士は、患者様のお口の形、歯並び、手の動かし方に合わせて、「どこが磨けていないのか」を共有し、最適で疲れないブラッシング技術を丁寧にお伝えします。
お勧めの歯ブラシの硬さや、歯間ブラシ・デンタルフロスの正しい使い方もマスターしていただき、生涯の財産となる「自分を守る技術」を身につけていただきます。
ステップ②:スケーリング&ルートプレーニング(SRP)
ブラッシング指導と並行して、歯の表面(目に見える部分)にこびりついた強固な歯石を落とす「スケーリング」を行います。
その後、さらに重要となるのが、歯茎の奥深く(歯周ポケット内)に隠れている、毒素にまみれた黒い歯石や感染歯質を取り除く「ルートプレーニング」です。
肉眼では見えない歯周ポケットの奥深くに対しては、必要に応じて痛みのないようにしっかりと麻酔を施し、超音波スケーラーなどを駆使して、根の表面をツルツルの状態へと仕上げていきます。
根の表面が滑らかになることで、歯周病菌が付着しにくい環境を作り、歯茎の再付着を促します。
重度歯周病に対する「歯周外科治療」と「歯周組織再生療法」
「ルートプレーニングを行っても、特定の部位だけ歯周ポケットが深く、腫れや膿が引かない」
「骨が半分以上溶けてしまい、歯がグラグラして今にも抜けそう」
一般的な歯科医院であれば、この段階で「これ以上は手が打てないので、歯を抜きましょう」と診断されます。
しかし、上永谷丸山台デンタルオフィスでは、溶けてしまったあごの骨(歯槽骨)や、失われた歯周組織を蘇らせる「高度な歯周外科手術」および「歯周組織再生療法(さいせいりょうほう)」によりできる限りの保存を試みます。
歯周外科治療(フラップ手術)
歯周ポケットが5mm〜6mm以上の深さに達している場合、どんなに優れた器具を使っても、お口の外から手探りで歯石を100%除去することは不可能です。
フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)とは、局所麻酔下で歯茎を優しく少しだけ開き、肉眼やマイクロスコープの下で「骨と歯の根っこの状態を直接目で確認できる状態」にする手術です。
隠れていたすべての悪影響を及ぼす深い歯石や、細菌に感染してドロドロになった肉芽組織(にくげそしき)を除去・清掃します。
その後、歯茎を元通りに綺麗に縫合することで、歯周ポケットを浅くし、メインテナンスのしやすいお口へと改善します。
歯の未来を変える「2つの歯周組織再生療法」
フラップ手術を行う際、ただお掃除をして閉じるだけでなく、歯周病によって破壊され、溶けてしまったあごの骨やくさび状の欠損部に対して、「骨を再生させる特殊な薬剤」を塗布することで、歯の支持組織を復活させる治療です。
当院では、厚生労働省から認可を受けた、世界のトップブランドである2つの再生医薬品を完備しています。
① エムドゲイン(Emdogain)治療
スウェーデンのビオラ社で開発され、世界中で20年以上の臨床実績と高い安全性が証明されている再生材料です。
子どもの頃、歯が生えてくるときに重要な役割を果たす「エナメルマトリックス」というタンパク質を主成分とするゲル状のお薬です。
フラップ手術でお掃除を終えた根の表面にエムドゲインを塗布すると、お口の中の細胞が「今からここに、もう一度新しい歯の周りの組織(歯槽骨や歯根膜)を作ろう!」と、お口の天然の再生スイッチがONになります。
じわじわと数ヶ月から数年をかけて、歯を支える土台が蘇ります。
② リグロス(Regroth)治療
日本で開発された、世界初の「遺伝子組換え技術」を用いた最新の歯周組織再生医薬品です。
この主成分は、火傷や深刻な皮膚の潰瘍などの「細胞を増殖させて組織を治す」再生医療で広く使われていた「 bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)」というタンパク質です。
リグロスを歯周病で骨が溶けた部分に塗布すると、その部位の毛細血管を爆発的に増やし、骨や歯根膜を形作る「未分化な細胞」を強力に呼び寄せて増殖させます。
スピード感のある、かつダイナミックな骨再生効果が期待できるのが最大の特徴です。
このリグロス治療は、保険診療の範囲内で提供することが可能です。
歯周病治療の流れ
当院の歯周病治療は、以下の明確なステップに沿って進められます。
